以前に同ブランドのマジェスティーをメモし、そのボトルは普段行かないスーパーの陳列棚で売れ残りの印象で飲んだ感想すら忘れかけていたのに最近やたらとアクセスが増え、トップ4にまでランクを上げております。このランクイン理由が気になっておりました。
個人的には全く記憶に残らないタイプのウイスキーでもあり、気になってアクセス元を辿るといつもは上位地域の東京、神奈川、大阪は1つとしてなく、全て地方都市ばかり。そして昨日ドライブ中に立ち寄ったお店でアクセス上昇理由とおもわれる光景を確認。アクセスが増えた理由はこコレかな?と思います。
AEON系で大量販売されておりました。
先回飲んだマジェスティーはメモ通り「リピートしたい度 : 一回飲めば満足です」なんですが、本当にアクセスが多かったので買ってみました。今回は先回より深堀りしたメモです。
ハイランドクイーンの感想
改めて調べてわかったことは、今から半世紀前の1970年ごろのハイランドクイーンは世界で最も知られた銘柄のひとつだったようですがそこからは右肩下がり。2008年に身売りすることで最初の歴史が終わりました。現在はPicard Vins & Spiritueux傘下のTullibardine(タリバーディン)蒸溜所で生産されているそうで、キーモルトはタリバーディンだそうです。
ハイランドクイーンの商品群は三本柱で構成されています。
- 標準的なブレンデッドウイスキー(NA、シェリー、8、12)
- プレミアムなブレンドウイスキー(1561、30、50)
- マジェスティシリーズのシングルモルト(クラシック、12、16、1986、40、52)
以前飲んだのは「マジェスティクラシック」なのでシングルモルトで今回はNA(ノンエイジ)のブレンデッドということになります。どちらもハイランドクイーンの入門編です。
基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…
- 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
- アルコール感 : はっきり認識できますが、喉に刺すほどではありません
- 喉越し : どんな飲み方でも飲みやすいです
- 香り : ハニーがフラッシュしてきます
- リピートしたい度 : (このお値段なら絶対に)リピートはあるよ
前回飲んだマジェスティよりも甘味が出しゃばるので初心者に飲みやすい一本だと思います。マジェスティーは2,000円前後の価格帯ですが、こちらは税込み800円でお釣りが来るという驚異の激安価格。そりゃーアクセスが多いわけですね。
私が見た陳列棚は「キリンの陸、ティーチャーズ、ハイランドクイーン」の三つ巴でした。どーやったってハイランドクイーンが喉越しもお値段も圧勝でしょうね。
ただね…
スコットランドからはるばる海を超えて極東の島国までたどり着く船賃、酒税、国内流通コスト、人件費などを考えてこの味は激ウマと言って過言ではないレベルだと思います。どういう趣旨のマーケティングでこんな激安価格なんですかね。これを撒き餌にしているとも思えません。
たまたま握っただけですが美味しく頂戴しました。
こんなに安くて旨いと「ハイランド・クイーン 30年」が気になります。30年ものにしてはお手頃価格なのでそのうち仕入れて飲んでみたいと思いますが…もしかして「コストパフォーマンスが高いウイスキー」というマーケティングですかね。もし30年モノを私が買ったら、まんまとマーケティングにやられたことになります。「山崎55年 300万」と比べると良心的お値段です。
最近モルトウイスキーにも挑戦していますが、総じてブレンデッドウイスキーの方が初心者向きということに気づき始めました。今回もそのパターンのひとつ。
ハイランドクイーン、ごちそうさまでした。
コメント