Ballantine’s MASTERS[バランタイン マスターズ]

ウイスキー
Ballantine's MASTERS[バランタイン マスターズ]
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本日のウイスキーは「バランタイン マスターズ」。

多くの方が「年末年始のウイスキーくじで掴んだ」とSNSで見ましたが、私が掴んだのは、たぶん2021年だと思います。やっと出番がきました。

あの頃はコロナ禍で、当時はまだクリスマス限定ボトルが売られていた時期で、どちらを買おうか迷った挙句に掴んだのがマスターズ。

バランタインといえば「ウイスキーの元祖」みたいな位置付けなので購入の不安はないですが、あらかじめ「ちょっとスモーキー感がある」と知っているので、それがどの程度か?

 

バランタイン マスターズ の感想

上の動画の5代目ブレンダーサンディさんによる渾身の傑作なんだそうで…解説によると「オレンジや梨のような甘さ、芳醇でフルボディー」なんだそうです。

オフィシャルの宣伝文句は…

バランタインを構成するキーモルトである「グレンバーギー」がシトラスやオレンジのようなフルーティな香りを、「ミルトンダフ」が芳醇でクリーミーな味わいを醸成しています。
ブレンダーのサンディ・ヒスロップ氏は革新的ブレンダーだそうで、「バランタイン ブラジル」「バランタイン セブンバーボンフィニッシュ」「バランタイン40年」などを手掛けてるそうで、このマスターズもそのひとつらしいです。
これを「凄い」と評価するか「掻き乱した」と評価するかは後の世代が決めることですが、新しいものを生み出す時というのは伝統と革新の融合なので、それなりの実力者なんでしょうね。
国内はサントリー扱いで、今は定価5,500円ですが、まもなく6,050円。実売価格は4,500円が多く5,000円への値上げも時間の問題です。
歴史と味わいを感じるウイスキーはどの会社も5,000円する時代になり、国産や新興は更に倍の価格となり、ウイスキーも庶民の飲み物ではなくなりつつありますね。
国際評価 : なし

名前は「マスター」の称号なのに受賞歴なし。ちょっと謎。

バランタイン マスターズ [Ballantine's] 香るウイスキー バランタイン
バランタイン マスターズの製品情報やテイスティングノートをご紹介します。

さて、基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

開栓時の印象はアルコール臭の少なさ。鼻に刺す感じではなく消毒液のように揮発する感覚。そしてバニラ、樽、朽木のような香り。少し柑橘系も感じます。スコッチウイスキーのお手本のような展開。スモーキー感は少ない方だと思います。

ストレートを口に含むと軽くピリッとしたアルコール感があるものの、ほんのりバニラが香ってきて「あぁ、なつかしい感じのウイスキーだ」と感じます。多少のアルコール感があっても長時間口内に含んでいられるのはおいしい証。ただ、かつて飲んだファイネストほどのインパクトを感じないのはお値段バイアスのせいだと思います。ファイネストの方がもっと甘い香りが漂ってきた記憶ですが、こちらは嗅ぎ分けてたどり着くレベル。

Ballantine's FINEST [バランタイン ファイネスト]
ご存知バランタインのレギュラーボトル「ファイネスト」。人生で2回目に飲むような気がします。最初に飲んだのが20代前半で、たぶん四半世紀ぶり。

トワイスアップは危険なほど飲みやすくなる印象。これもファイネストや12年と比べてあっさりした飲みやすさ。ハイボールにすると一気飲みできる軽さだと思います。

これをメモしている2024年1月25日は連日寒い日が続いてるのでホットウイスキーもお試し。ストレートでも軽く感じたせいか、少し温度が下がると口に含む量が徐々に多くなってしまい、それをゴクリと飲むと”ブワッ!!”っと一気に酔いが回ってきました。

  • 初心者おすすめ度 : ★★☆☆☆
  • アルコール感 : ほとんど気になりません
  • 喉越し : なめらかですが余韻は短かく感じます
  • 香り : バニラ、柑橘系
  • リピートしたい度 : ちょっとお値段がネックですかね

17年までは飲んだことがあるのですが、値段の割に???という印象でした。ツッコミを入れるほど悪いこともないが、褒めちぎるほど良いこともない?感じです。

(たぶんバランタインに対する(勝手な)重厚イメージの割に軽い印象)

さきほど「マスターの称号なのに受賞歴なし」と書きましたが、ある意味なっとく。

元々17年ぐらいがバリウマなウイスキーなので、その印象で入ると「ちょっとなー」って思う人も多いんじゃないですかね。

聞くところによると12年が終売だそうで、そうなると7年の次が17年となり…

Ballantine's 12 Year Old [バランタイン 12年]
今年アルコールを解禁して(別サイトで)メモった最初の1本がホワイトホースですが、その時一緒に掴んだのがバランタイン12年...

こうして飲み比べると、意外にも「ファイネストで十分でね?」とか思いますよね。

(ちなみに12年は近所のスーパーでフツーに安く売ってます)

じつは17年トリビュートが気になっていたのですが諸事情により購入を断念し別の国産ウイスキーを購入しました。まだ開栓していませんが、そのうちメモしたいと思います。

(キーモルトのグレンバーギーも気になっておる)

ということでバランタインマスターズはお勧めするほどのお値段ではないと思います。

かつては4,000円ぐらいのお酒が今では6,000円となればなおさらで、キリンの富士の方がどっしり感が勝る印象でした。が、飲んでみないと分からないので勉強になりました。まだたっぷり残っているので2月もお世話になると思います。ごちそうさまでした。

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