“THE CHITA” SUNTORY WHISKY [知多]

ジャパニーズ
知多
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いまどこのお店でも手に取りやすいジャパニーズウイスキーの知多を飲んでみました。もともと仕事の付き合いで飲んだことがありますが改めてじっくりと味わってみようかな、と。

なにより一番気になったのが知多に限らずサントリーがちょいちょい使う和紙ラベル。

これって日本製なんですかね日本の和紙産業も絶滅危惧ですが、確かに「いかにも日本製」を漂わすラベルです。使われているのは表面だけだと思いますが4色摺で豪華。赤はクルミ色っぽく見え、緑は一見緑ですがよく見ると青っぽくも感じます。

キャップ部分のシュリンクフイルムと同系統の色かなサントリーはこーゆー手間のかかる仕掛けをストーリーとして魅せるのが上手いからついつい気になっちゃいますよね。

質感が良い和紙ラベル

でもあまり気にされていないこの和紙ラベルが商品価値を3%ぐらい上げてると思います。

これが安っぽい紙質だと手に取る確率が3%ぐらい下がる気がします。紙の質感が良いだけで中身の質感も良さげに勝手に感じるのが人間の心理。

前置きはさておき飲みましたよ。

そうは言っても少し薄めの黄金色。どーなんだろうか….。

知多の感想

「シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所」という限定商品は受賞歴があるそうすが、今回飲んだノンエイジ知多は受賞歴ナシ。知多の工場自体がブレンドのための黒子工場だと思いますが日本ではお馴染みなので国際評価に関係なく日本国民としての役得としてありがたく頂戴しました。

国際評価 : なし

基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

180mlのボトル1本が1,100円(税別)だったかな。アルコール分43度なので迷わずストレートで飲んでみました。微かな甘い香りの中にツンと感じるアルコール臭もあり期待していなかったのですが、口に含んだ第一印象は「あ、サントリーの味っぽい」というお馴染みのテイスト感。そうとう味覚が慣らされております。第二印象は爽やか(な甘)さ。第三印象は口当たりが滑らかでほのかな甘さの中にもピリッとしたスパイシーさを感じました。今回はハイボールも作ったのですが、水を加えると木質感を感じられます。確かにハイボールが美味しい。どちらかというとバーボンな原料でバーボンな癖を想像したので期待していなかったのですが、とても上品な味にまとめられていると思います。夏の暑かった日の夜、爽やかな一杯によいと思いました。ハイボールはクセが少なく飲みやすいので初心者にもお勧めですが、爽やかすぎてつまらないかもしれません。
  • 初心者おすすめ度 : ★★★★☆ (あくまでもハイボールのみ
  • アルコール感 : ストレートはあの嫌な感じがありますがハイボールだと飲めます
  • 喉越し : ハイボール以外はダメ。とにかく割って飲めば美味しいお酒です
  • 香り : ほんのりとした甘さでほとんど主張してきません。ドライな感じ
  • リピートしたい度 : お店では飲むかもだけど、家では飲まないかもです

ハイボールもビールの苦味に似て「美味い派 vs 不味い派」に分かれると思います。

この不味い派の多くはアルコール自体が苦手ゆえに仕方ないことで、そういう初心者目線で見ると角瓶なども含めて不味い分類になると思いますが、そういう部分を理解しようとする動機の上でハイボールを飲めば「ハイボールにすれば美味しく飲めるように作ってあるんだなぁ」と感じます。よってストレートやトワイスアップは全くおすすめしません。

うがった見方をすれば、グレーンウイスキーで、とにかく割って飲むのに適したブレンドのワンランク上のカテゴリーを作ったようなもので、同じハイボールでも利益率の高い一本という仕掛けなんじゃないかなー、と妄想。

どーでもいいことですがラベルに書かれている通り知多工場は「since 1972」です。

受賞歴の無い商品でもそこに至る企業努力は凄まじいですね。工場稼働から半世紀先が今現在。とても今の政治に半世紀先を求められない残念さ。国家が衰退してもサントリーは残りそうです。

180mlボトルとテイスティンググラス

感想はそれだけ。話は変わって…….

テイスティンググラスをどーもありがと

でね、今はいつも以上に荷を増やせない時期でウイスキーでもショットグラスで飲んでいたら以前のドンペリに続き送り付けられたのがテイスティンググラスです。

実は少し前にアマゾン販売中の「金魚図柄のロックグラスが可愛い」なんて話しをしていたのですが個人的には今買う気がないので「身近にあるものでメモっとけばいいや」と思っていたのですが送りつけられたら使わないわけにいかず…。

このグラスなんですが、よく見ると「イチローズモルト」と書かれております。ロゴからしてあのイチローズモルトですが、ウイスキーを飲んだことがないのにグラスが届くという…。

テイスティンググラスといえばグレンケアンのチューリップ型が有名ですが、今回頂いたものはサイズが小ぶりで可愛いのですよ。知らないので調べてみたら通称「ちびグラス」と呼ばれているらしく、なんとも絶妙なサイズです。全高11.3cm、深さ6.5cm、グラス口径4.6cmでした。

私が好きなストレートとトワイスアップのためのガイドラインが入っており、山崎蒸溜所限定のテイスティンググラスと瓜二つ。iPhoneSEのように小ぶりなアジア人の手に心地よいサイズです。

あまり手に入らないグラスなんだそうで、どーも。感謝。

じつはイチローズモルトも気になっていましたが秩父なんて高すぎて手が出ません。せいぜいリーフシリーズぐらいとはいってもプレミア価格すぎて…。

ホワイトラベルでも十分楽しめる味なんだそうで、そのうち何かを飲みたいと思います。

貰っときながら好き勝手書きますが、こういったグラスって割れずに生き残っても最後は断捨離アイテムにノミネートされる悲しい運命です。ただ、つい最近このグラスサイズに似たものを手にして「あ、このサイズ感いいかも」と思っていたところでした。

少し小振りなサイズがとても手に馴染みます。女性にもおすすめサイズだと思います。

イチローズモルト、人気だそーですね。

知多、ごちそうさまでした。

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