FUJI SINGLE MALT WHISKEY[富士 シングルモルト]

ジャパニーズ
FUJI SINGLE MALT WHISKEY[富士 シングルモルト]
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本日のメモはキリンのシングルモルトジャパニーズウイスキー「富士」

たまたま買物中に発見し、おいしそうな面構えのジャパニーズウイスキーの、しかもシングルモルトが税別5,500円程度となれば掴んじゃいますよね。

(買ったのは8月ごろの話だけどね)

いや、その、「掴んじゃう」とは言っても高いですよ。めちゃくちゃ高い買物です。その辺は庶民感覚を持っていますが…ちなみに今年服は1着も新調していません。

(たぶん3年は服を買ってない)

さてさて、最近は毎日が値上げラッシュですよね。

スーパーで食材を少量買っても5,000円ぐらい散財しちゃう時代なのに、財布の中にたまたま1万円札が1枚しか入っておらず、「まっ、足りなきゃカードでもスマホ決済でもなんでもいいや」とドキドキしながらレジの表示には9,697円。

(あ、足りた。よっしゃ)

それにしても税金がドイヒーです。6,050円が酒代、3,647円が食費…

「この税金で食事が1回出来ると思うと節約するよね」という庶民の声と「光熱費と食材高騰で値上げではなく閉店します」というニュースがリンクするはずですよね。

(政府は中小零細企業を潰しにかかってるよね)

じつは先日サントリーのローヤル(スリムボトル)を買ったんですね。これも想定外の衝動買いですが、(たぶん飲んだことがないので)値上げ確定商品として宅飲み用にストック。お金が…

そんなことよりシングルモルト。

富士のブレンデッドウイスキーはあえて手を出してないのですが、それはひとえに富士のシングルグレーンの甘さが私好みの “激甘” なので、その味に満足しているせいです。だからシングルグレーンは2本ストックしておりまして、それぐらい記憶の中で好印象でした。

今回はその相方となるモルトですよね。

そらー期待しちゃいますよね。

初回販売は富士山グラスがついてきたそーです。

ちなみに私はこの手の販促物にまったく惹かれません。資源の無駄。

 

富士シングルモルトの感想

開栓したのは10月初旬で、その頃は体調もよかったのですが、下旬に向けて体調を崩したので禁酒しておりました。つまり1ヶ月ぶりのお酒です。

お酒のことばかり書きたくってますが、飲まない時は、ほんと、一滴も飲みません。

さてさて、宅飲みは2,000-3,000円台を掴むことが多いのですが、今年紹介したバスカーもお店によっては2,400円ぐらいになっています。つい先日まで1,900円ぐらいの印象でしたからコスパという言葉も死語になりつつある今日このごろですが、その値上げ幅で捉えると安定した味を求めると5,000円ぐらいは必要な時代に変わってしまいました。

で、この富士ですが、安くないお値段でありながら「キリン」なせいもあってか、さほど情報を見かけないのですが、グレーンが美味ですから期待しちゃうわけです。

多彩なモルト原酒が織りなす、果実味あふれる芳醇な味わいが特長で、味わう度に富士の美しさを感じるシングルモルトウイスキーです。…壜底に富士山をかたどったボトルはブランドの象徴です。

ネット情報を斜め読みすると「フツー」という文字が多いですね。

国際評価 : なし

でもね、改めて文字を見ると外国人に対してもなかなかのパンチ力です。「シングルモルト」「ジャパニーズウイスキー」「富士」。JTBサンライズツアーなら「富士・箱根・昼食付き」みたいな王道ネーミング。

(そんな与太話どーでもいい…)

基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

開栓すると「あぁ、ウイスキーってこんな香りだよね」というバーボン樽香とバニラ香。そして主張は小さいもののアルコール臭。アルコール臭は低く感じます。バーボン樽の香りが若干強い印象。どちらかというとスコッチよりバーボン寄りな甘い香りを感じます。

ストレートで飲むと開栓時より複雑な甘さが広がる感じで心地よいです。何口が飲んでいると渋み(のようなもの)を感じましたが、それが失敗か個性はよく分かりません。渋みも甘みも両方少ないビターチョコレートといった感じも。

トワイスアップとストレートは味にさほど変化が感じられず、あえて言うなら喉越しがよく、飲みやすくなるだけの印象。

ロックにすると最初の一口は渋みも甘みも両方増して、よりビターチョコレートに近づいた印象。ただし解氷が進むにつれてどちらの味もマイルドで飲みやすくなります。ハイボールは試さず。

少しバーボン寄りな味に感じますが、あの独特な接着剤のような刺激が小さいので飲みやすく整えられている印象でした。個人的にはロックがおすすめ。

  • 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
  • アルコール感 : アルコール感よりフルーティーな香りが勝る
  • 喉越し : おいしいウイスキーを飲んでるゾ!って感じ
  • 香り : 全体的に甘くフルーティー
  • リピートしたい度 : リピートはあり得ます。

「ネット情報を斜め読みするとフツーという文字が多い」と書きましたが、その意味がわかるような気がしますね。派手な特徴はないのですがウイスキーとしてドッシリとした印象です。

BENCHMARK NO.8[ベンチマーク NO.8]
本日のウイスキーは貰いものバーボン「ベンチマーク」です。実はぶっちゃけバーボンはあまり好きではありません。バーボン特有のガッツリと樽を焦がしたヘビリーチャー。あれこそがバーボンの個性なんですが、ぶっちゃけあれが苦手なんですよね。

かつてバーボンの「ベンチマーク」を飲みましたが、あの「ベンチマーク」という言葉がピッタリな気がします。ウマイ、マズイではなく「ウイスキーはこんな味」みたいな。そういう意味で皆さん「フツー」って言われてるんでしょうね。

しかも癖は感じるけど全体での主張が極めて小さいのでとても飲みやすく感じます。

キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士(700ml)|KIRIN(キリン)公式通販DRINX
キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士(700ml)の商品ページです。富士御殿場蒸溜所のモルトウイスキーのみでブレンドされた、味わう度に富士の美しさを感じるシングルモルトウイスキー。多彩なモルト原酒が織りなす、果実味あふれる芳醇...

ただ、これを初心者に勧めるか?というと、それはナイ。

よく整えられているけど1本5,000円は今の日本経済で庶民が手を出せないですよ。これに手を出すぐらいならデュワーズやバスカーで喉を潤せば倍飲めますしね。

価格的な意味ではおすすめしません。

もし5,000円を散財できたとしても、私だったらアバフェルディ12年とかで満足しそうです。

ABERFELDY 12 Years[アバフェルディ 12年]
本日のウイスキーはハニースイートで有名なアバフェルディ12年。商品自体も「蜂蜜のような甘さとフルーティーさがエレガントに醸し出された極上のモルトウイスキー」と謳っております。

ただね、たとえば(久しぶりに再会する)外国人との酒の席で「響も山崎も与市も高杉」という時には重宝しそうです。この価格帯は外国人の物価感覚では高くないお値段なので躊躇なく注文し、味も喜んでもらえるような気がしますね。

1ヶ月ぶりにウイスキーを飲みましたが、ガブガブと飲み干すような飲み方ではなく、ストレートやロックをチビチビとやりたくなる、そんな印象のおいしいウイスキーだと思います。

シングルモルトジャパニーズウイスキー「富士」、ごちそうさまでした。

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