バカルディのマーケティングって地味に強いですね。ちょっと驚きました。本日のメモはスーパーの陳列棚の定番商品カティーサークのメモですが、これもバカルディ商品(過去形)。なんといってもその名も「バカルディ」というラムが有名で、海外旅行で調子に乗ってカクテルとか注文すると、知らぬまにバカルディに貢献してたりします。
改めてメーカーサイトを眺めながら飲んだことがありそうな銘柄を眺めますと、飲んだことがありそうなボトルがごろごろ出てきます。
ラム、ジン、テキーラは飲んだことがありますが、ウイスキーを自分の意思でボトルで買って飲むのはこれが初めてだと思います。
サイトの説明によりますと「世界最大の家族経営による非公開(株)なお酒会社」ということで、ある意味サントリーもそうだったりしますが、ちょっと会社のストーリーにグッと感じるものがあり、ちょっと働いてみたくなりました。
下の動画はオフィシャルですが、よくできています。最初の1分で過去の時代の栄華を感じられるものをキューバンリズムで回顧し、その後アルコール不遇の時代を無音で回顧し、その後現代風の煽るBGMでありがちな映像。
カティーサークの感想
栓をあける前にボトル背面に書かれている言葉が良いですな。
THE SPIRIT OF ADVENTURE (冒険心)
もちろんかつての帆船カティーサーク号の正にスピリットですが、飲み終わってラベルを剥がしたらなかなか洒落たフォルムじゃないかと思います。
多分ボトルはリサイクルなのでグリーンなんだと思いますが、そのおかげで中身の色がわかりません。それが別の意味で良いですね。マーケティングがうまい。
香りはちょっと微妙なんですが…味は…
基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…
- 初心者おすすめ度 : ★★☆☆☆
- アルコール感 : あまり感じません
- 喉越し : 割って飲むと軽すぎて止まりません
- 香り : ほんのり甘い香りがあります
- リピートしたい度 : コスパ的には手に取る確率が高いですが…
ここではメモしていないのですが、今年ウイスキーを解禁して最初の1本目はホワイトホースでした。それよりもクセがなく飲みやすい印象です。カティーサークのキーモルトは「ハイランドパーク、タムドゥー、ブナハーン、ザ・マッカラン、グレンロセス」の5つなんだそうで、どれも有名どころなのにこの軽さでのブレンドというのが面白いところです。
実は先のバカルディ御本家サイトを見ると分かるのですがカティーサークはサイトに載っておらず、出てくるのはハイボールNo.1マーケティングで知られるデュワーズだけです。すでにフランスのラ・マルティニケーズ・バーディネに売却されているので、今流通しているのがバカルディジャパンのものかマルティニケーズのものかはよくわかりません。
サイトにはカクテルの飲み方としてカティーサークのジンジャーエール、コーラ、オレンジ割りが載っていました。確かにおいしそうです。
なにはともあれ価格も含めた総合点としてクセのない初心者向けウイスキーだと思いますが、味に深さが少ないので★★と厳しめ。でも宅飲みの1本としては良いと思います。機会があれば「CUTTY SARK Prohibition」も飲んでみたいと思います。
カティーサーク、ごちそうさまでした。
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