2020年1月から気になっていた「シーバスリーガル ミズナラ12年」のメモです。気になってから口に入るまでに1年という長い道のり。美味しいという噂でしたし現行品ですから後回しでした。
このシーバスですが飛行機の機内免税アイテムで必ず登場するメーカーです。何度となく見たウイスキーでして、過去に1度だけ手土産として購入したことがありますが飲むのは今回が初めて。
その当時は価値やマーケティング戦略をまったく分かっていませんでした。年代物のヴィンテージウイスキーとはいっても総じて良心価格ですから全くありがたみを感じなかったのですが、この歳にしてウイスキー選びにワクワクしました。
ウリは「名誉マスターブレンダー コリン・スコットが日本のウイスキーファンのためにブレンドした特別なスコッチウイスキー」とありますが、まぁ金儲けですよね。
シーバスリーガル ミズナラ12年の感想
ボトルに鼻を近づけてしばらく嗅いでいましたが、これアタリでしょ。
とても華やかでおいしそうな香りが漂ってまいります。
いくつかの受賞歴がありますが現在の
は2基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…
噂にたがわぬフルーティーな香りが強烈に漂ってきます。本当に華やか。
甘い焼き菓子の感じもバッチリわかります。なんともいえない優しい香り。この時点で完全にノックアウト。ストレートはアルコールをそこそこ感じますが完全に香りが勝るので、あのウイスキー独特の嫌な感じはしません。
対30%ほど加水するとアルコール感は消え甘い香りも薄まりますが口に含むと格段に飲みやすくなります。これは初心者が迷ったときに掴む1本としてありだと思います。
- 初心者おすすめ度 : ★★★★☆
- アルコール感 : 感じますが圧倒的にフルーティーさが勝ります
- 喉越し :ロックとストレートの喉越しが気に入りました
- 香り : いろいろな甘さが漂ってきます。ドライフルーティといった感じ
- リピートしたい度 : 機会があれば買うと思います
このミズナラ、海外勢評価も軒並み高評価。「めっちゃ美味い」が連発する銘品なんですが、何がありがたいかというと、そのお値段。700mlが3,000円台で飲めるのが誠にありがたいですね。入手方法によっては更に激安入手可能です。
あくまでも「ミズナラ カスク フィニッシュ」というだけでこんなおいしさになるとも思えず、ミズナラはエッセンスの一つだと思います。詰まるところシーバス・ブラザーズ社の腕が凄いってことなんでしょうね。
「★★★★★」にしてもいいぐらい飲みやすいウイスキーですが本音は「★3.8」ぐらい。初心者向けウイスキーとしてランクインさせるには深さのような、コクのような、そんな大事なものが足りない印象。めっちゃおいしいけど何かが足りない…。
今回飲んだのは12年ですが、18年の評価はこれまた海外勢も日本同様に二分しており価格差と内容からして「12年で十分派」とやっぱり「18年の旨味が勝る派」です。私のバカ舌で違いを見いだすのは難しいと思いますが機会があれば飲みたいと思います。
シーバスリーガル ミズナラ12年、ごちそうさまでした。
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