本日はシングルモルトのアイリッシュウイスキー、その名も「ザ・アイリッシュマン」のメモですがその前にひとネタ投下。
(ツイッターには投稿済ですが…)
先日数年ぶりに大阪に出没し、数年ぶりにバーで1杯ひっかけました。ガイアフローのプロローグWを飲んだのですが、普通に美味しく一瞬で飲み干しました。本当に美味しかった。世界で戦える日本産ウイスキーだと思います。
まだ2-3杯は飲めましたが手前でワインを1本空けていたので1杯にとどめました。
やはり人との触れ合いは大事ですね。久しぶりに生身の人間と対面で語らいながら酒を酌み交わした時間が心地良かったことこの上ない。よくもまぁ「zoom飲み会」なるアホなことを持ち上げてやってたなー、なんてつくづく感じる時間でした。(私は一度もしたことがないですが…)
メディアは「次はメタバース」とか言ってますがデジタルへ傾倒するほど人間らしくない生態へ向かってるような気がします。
実はその時に飲んだボトルも入手済ですが、それはまた別の機会に。
本題に戻り、ウイスキーといえば「スコッチ」ですが、初老になって「アイリッシュがおいしい」ことに気づき、時折手頃なウイスキーを眺めてはニヤニヤしております。今回は別段の情報を持たずにボトルデザインを眺めながら「①商品名が正しくアイリッシュ、②スモールバッチ、③シングルモルト」の文字で手にした1本です。
(どこで買ったか忘れた)
ちなみにスモールバッチの意味は「(生産)数が少ない」と捉えられることが多いです。

BATCH No. 0245 / 2019
ネーミングがよいですね。一度聞くと忘れない。1999年設立の蒸溜所だそうです。
ザ・アイリッシュマンの感想
アイリッシュの特徴である「3回蒸留」を経てバーボン樽とオロロソシェリー樽で寝かせ、各バッチから6,000本が生産されてるそうで、今回は「No.0245」が6,000本流通してるってことですが、2019年と読めるので飲み手が少なければ6,000本でも多いということになります。
まぁそれだけウイスキーも種類が豊富でたった6,000本でもお手頃価格で買ってもらうには世界を相手にしないと商売にならないともいえます。なかなか厳しい。ネット徘徊しますと幾つかバッチナンバー違いを発見。味比べするのも楽しそう。
オフィシャルサイトにはこんなことが書かれております。
これによりますと、そもそも24個の選ばれた樽であり、かつシチリアのワイナリー「Marsala Hogsheads」の甘い香りの樽で15ヶ月を経てフィニッシュしている、と。
つまりマルサラのオロロソカスクフィニッシュということになります。
ほんで「そのワイナリーってどこにあんねん」となりまして探しましたところ、こちら様。
なんとも裕福な雰囲気が漂っております。シチリアといえばマフィア。マフィアといえばアル・カポネ。アル・カポネといえば密造酒…オチなし。
もとい、このシチリア「Cantine Florio」のカスクでフィニッシュしたウイスキーは他のウイスキーメーカーでもいくつか見つけました。まとめますと今回の1本に関しては「1999年生まれのアイルランド蒸溜所が1833年創業のワイナリー老舗とコラボしてイノベーティブな1本に挑んでる」みたいなウイスキーです。
ここまで勉強するとおいしそうな妄想が膨らんでまいりますでしょ?
アイルランドの新しい風といった感じでしょうか。基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…
- 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
- アルコール感 : ほとんど感じません
- 喉越し : ストレートがおすすめ
- 香り : バニラ、(ビスケット)だかの少し焦げた感じ、桃(杏)
- リピートしたい度 : どちらかと言えば “当たり” のウイスキーなのでリピは有り得る
本日のボトルは旧ラベルらしいのですが、それにしても宅飲みには十分過ぎる美味しさ。
購入金額を覚えていないのですが現行品は5000円前後ですので安くないお値段。ここまで高いと競合が多すぎて他の選択肢も有り得ますが、これはこれで味が整えられており、とてもマズイとは書けません。
商品名からオロロソカスクフィニッシュが伝わってきませんが、それを聞くだけである程度味を想像していただけるのでは?と思います。もう少し度数が高いと人気がでるかもしれませんね。
後味もハチミツのような甘さの効いたモルト香の柔らかな余韻で癖がない。珍しく当たりボトルを引き当てました。ザ・アイリッシュマン、ごちそうさまでした。
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