BLACK NIKKA Special[ブラックニッカ スペシャル]

ジャパンメイド(ワールドブレンド)
ブラックニッカ スペシャル
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このボトルを見ると2-3回しか行ったことがない札幌すすきの交差点の看板を思い出します。

いろんなブラックニッカ商品がありますがブラックニッカスペシャルは店頭で一度もお目にかからないボトルです。もちろんネット経由で購入。

商品として珍しいわけでもなく、ニッカの平凡な伝統ある定番商品なんですが、店頭販売はクリアばかりなので買ってみました。度数42%でジャパニーズブレンデッド御本家の宅飲みウイスキーといえばコレの印象ですが、どこの店頭もブラックニッカはクリアだけです。

(これも原酒不足余波ですかね?)

今はまだ手に取りやすい価格ですが近いうちに1800円ぐらいになりそうな気がします。その理由は発売から55年を経ても安定した味とリーズナブルな価格。

ブラックニッカ|商品紹介|NIKKA WHISKY
「ヒゲのウイスキー」の愛称で親しまれている 「ブラックニッカ」オフィシャルサイトです。
ブラックニッカ スペシャルの感想

本家サイトにもほとんど情報が載っておりません。

やわらかな甘さとビターなコクがバランスよく調和したウイスキーです。しっかりとしたモルト香と柔らかで軽快なカフェグレーンの香りの調和。モルトのコクと樽のビターさ、カフェグレーンの甘く伸びのある味わい。穏やかなピートと樽の余韻が特徴です。

これだけ。

以前はこんなことが書かれていました。

昭和40年発売。日本で初めて国産カフェグレーン原酒をブレンド。発売当時、「特級をもしのぐ一級」というフレーズで人気を博し、以来「ヒゲのニッカ」の愛称で、長く親しまれています。常にウイスキーの革新を追及してきている「キング・オブ・ブレンダーズ」のラベルでおなじみのブラックニッカ。ニッカの様々なタイプのモルトウイスキーとカフェグレーン、そしてブレンドのバリエーションによりクリアな味わいから重厚、華やかなものまで3タイプが揃っています。

看板商品のひとつなのに地味なんですよね。存在感が。やっぱり原酒不足で看板商品もこっそり売らないとダメな状況なんですかね。

ブラックの名に相応しいブラックボトル(実際は黒じゃないけどね)

飲んだことがなかったのでとても楽しみでした。たぶん以前にメモったと思いますがマッサンも見てないのでニッカウヰスキーへの特別な思い入れはないですが、日本のウイスキー史になくてはならない存在ですから値段よりも味に興味津々。

国際評価 : なし

基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

開栓するとアルコール5割、バニラの香り3割、ナッツのような香り1割、謎の雑な香り1割に感じます。この雑な部分が苦手なスモーキー系の香りです。でも甘い香りが漂ってくるだけで謎の安心感が増します。ストレートはアルコール臭が鼻について苦手ではありますが口に含んだ時のピリピリ感は低く、余韻はピーテッドです。加水中にフワッとゴムのような香りを別の意味で楽しみながら緩和されたアルコール感を感じつつ口に含むとピリピリ感は激減し味はマイルドへ。ただ、やっぱりニッカの癖はありますね。
  • 初心者おすすめ度 : ★★☆☆☆
  • アルコール感 : 少なからず癖があります。初心者向きではないと思います。
  • 喉越し : 余韻は長く、口の中がバニラ
  • 香り : 薄っすらとスモーキーでピーテッド。
  • リピートしたい度 : 手にとる確率アリ。マズくないと思います

やはりクリアに味が似ていますが度数が違うと酔いは明らかに違います。

でね、ボトルからドボドボとグラスに注いで飲んでいたのですが「どこかで見た色だなぁ」と思ってしばらくグラスを眺めていて思い出したのがピュアモルトブラック。よく似た色味です。

左がブラックニッカスペシャル、右がピュアモルトブラック

見た目はそっくり。

ピュアモルトもいつか飲もうと思って保管したまま飲んだことがないので味は知らないのですが、この価格差が気になります。このウイスキーは「余市のモルト」「宮城峡のモルト」「宮城峡のカフェグレーン」で構成されているそうです。

余市は飲んだことがありますが宮城峡もカフェグレーンも未経験。たぶん宮城峡が好みということは知っていてもなかなか辿り着くことなくブラックニッカスペシャルで複合的に味わったわけですが、早くカフェグレーンを入手して飲んでみたいと思います。

ブラックニッカスペシャル、ごちそうさまでした。

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