GORDON’S LONDON DRY GIN[ゴードン ロンドン ドライ ジン]

ドライジン
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本日は以前にハイランドウェイと一緒に掴んだ「ゴードン・ロンドン・ドライ・ジン」のメモです。

おそらく私が20代で飲んだお酒で、瓶ボトルに入ったものの最多購買数を誇るのではないかと思います。20代はお酒の味もよくわかっていませんし、普段飲むものといえばビールかワインぐらい。ウイスキーも飲みはしましたが、いまほど個人情報もなく、流通銘柄も少なく。

おそらく仕事で海外へ出かけた時にどこかで飲んで以来「あぁ、この軽さなら飲みやすい」と思った記憶があり、惚れるほどではないですが、いつでも1本は宅飲み常備していた記憶があります。

あれから20年以上の月日を経て久しぶりに懐かしさを感じてミニボトルを手にしました。

今ではジャケットも刷新されてシャープな印象ですが私の脳内は手にしたミニボトル(200ml)のラベルイメージで止まったままです。スペイン語CMを見ると木苺とトニックオーターで割ったものがおいしそうです。

当時、そのネーミングが印象的なボンベイやタンカレーなども口にしましたが、私にはこれが一番好みでした。が、久しぶりに飲むと更に飲みやすさが増したように思えます。

Gordon's London Dry Gin Export
Gordon's London Dry Gin Export

 

ゴードン・ロンドン・ドライ・ジンの感想

それもそのはず、度数が下がってるんですね。まったく知りませんでした。この理由は物品税の節税のためだそうです。いまは37.5%が主力製品だそうです。ハイニッカみたいなことですね。

(誠に残念)

色々と海外情報を辿っていると、かつては世界を席巻したゴードンもいまでは順位を落とし、先頭はフィリピンのサンミゲルと書かれていました。そうなった理由に度数を落としたことも少なからず影響があったと書かれています。

それを立て直すためにミニボトルが投入されたと書かれていましたが、それが本日の40度ボトルかどうかまでは調べておりません。

しかし腐ってもゴードン、250年を越す歴史は伊達ではありません。

サイトにはこんな一文が…

1900年代初頭にボトリングを開始して間もなく私たちはオーストラリアへ送る大量注文を受けました。これを記念して私たちは新しい輸出用ラベルをデザインし現在も使用しています。

いわゆる見慣れたトレードマークにも歴史ありですね。ちなみにこれは「麒麟」ではなく「イノシシ」だそうで、伝説か作り話か分かりませんが「ゴードン一族の1人が、狩りに出かけたスコットランド国王をイノシシから助けたという逸話からイノシシの頭を紋章に使ってきた」そうです。

Gordon's

タイムラインを読んでいるとちょっとした歴史を垣間見れて面白いです。

1769年 アレキサンダー・ゴードンがロンドンのサザーク地区に蒸留所を設立。最高級の天然植物原料を使用して独自のブランドを完成。

1924年 カクテル・シェーカー・ボトルを発売。カクテルパーティーが盛んになってきたものの、作り方がわからないという声に応えたもの。

1960年 ゴードンズは世界で最も売れているジンブランドという地位を獲得。ゴードンズは世界中に流通するようになった。(現在180カ国)

使われているボタニカルは「ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカの根、甘草、オリス根、オレンジ、レモンの皮」らしいです。基本的にレシピも秘密で原産地も不明です。

なかでもジュニパーベリーの量が多いことで知られています。

国際評価 : いっぱい

さて、本日は久しぶりに無色透明のジンに挑戦。久しぶりに飲む度数40%のゴードンがいかほどか楽しみです。基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

開栓時の第一印象はいつものジュニパーベリーですが、嗅ぎなれた懐かしい香りです。ストレートの印象は「むかし飲んだあの味」です。飲み込んで数分後に顔が火照ってくる感覚も懐かしい思い出です。なぜかジンをストレートで飲むと熱くなる感覚。

ロックにするとジュニパーベリーの香りが際立ちます。多少コリアンダーの香りも感じますが、やはりジュニパーベリーの主張が強いです。

定番のジントニックにすると、どことなく土臭い香りが主張してきます。これ、リコリスの影響ですかね?でもやはりジュニパーベリーの香りがどことなく漂っています。

最近酒の飲み過ぎのせいか?度数が下がったせいか?昔のようなパンチを感じませんでしたが、やはり舌が味を覚えていますね。相変わらずジントニックは激ウマ!

  • 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
  • リピートしたい度 : 死ぬまでに何度か買うと思う

やはりほのかな甘味とカッチリとしたジュニパーベリーの味がガツンと感じられるのにとげとげしくない、滑らかな口当たりというのは健在だと思います。おおげさに言えば9割はジュニパーベリーの味、残り1割がコリアンダー、その他は微量といった感じ。

ストレートで飲むよりも、やはりトニックウォーターで割ったジントニックがおすすめで、よく言われることはライムでも、レモンでも、柚子でも、柑橘系を入れると味が引き締まるとか言いますが、個人的にはトニック割だけで十分なおいしさだと思います。

海外では「一番安いジンだけど飲み飽きない」と言われ、かつリッターボトルが一般的なので日本風に言えばアル中カラカラ的アルコールですが、日本でジンは市民権が確立されてない印象で、なにを選べばいいか分からんという人にもおすすめの1本です。

ジン・トニック - Wikipedia

特にジントニックはトニックウォーターと100%相思相愛設計なので、喉越し、飲み応えが欲しい人には、経済的ではないですがこの200mlの40度ミニボトルとトニックウォーターが2-3本あれば晩酌が完成します。

ゴードン・ロンドン・ドライ・ジン、ごちそうさまでした。

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