本日のウイスキーは「カナディアンクラブ」。カナダのウイスキーといえば「カナディアンクラブしかない」と勘違いしそうになるぐらい店頭ではこれしか見かけない例のヤツです。
たぶん20代に何度かお世話になっているはずですが、全く思い出せません。記憶に残っているのは「飲みやすいウイスキー」ただそれだけです。
カナダのウイスキーはなぜかコレばかり見かけるので他のを飲んだことがありません。今回を機にカナダのウイスキーを漁って飲んでみたいと思っていますが、一番気になっているのが「カラメルとフレーバリングの添加物OK」というカナディアンウイスキーのルール。
(日本を含む)別の国のでもカラメル添加ウイスキーなんていっぱいあるのですが、堂々と書かれると「マジか」と思っちゃいます。
ほぼこの写真の色味なんですが、(たぶん)3年熟成を経た程度にしては濃い感じがします。たぶん添加してるはずなので、残念ながら添加物も飲むことになるわけですが、そこまでして色味を出す理由があるとしたらメーカーのマーケティング(たとえばテレビCMなどの)都合ぐらいしか考えられないですよね。
以前セブンイレブン限定のレジェンダリースコットをメモりましたが、間違いなくそれより濃い色をしております。
カナディアンクラブ 1858 オリジナルの感想
なんか冒頭から散々けなしときながらガブガブ飲んでますが…
開栓すると薄いバニラ、薄いオレンジ、アルコール臭を感じます。アルコール感は控えめですが主張はしてますね。とにかく「軽そうなウイスキー」ということは伝わってきます。
今となってはサントリー傘下ですが、サントリーはとにかくハイボールでガンガン消費させたいというのがダイレクトに伝わってくるホームページで残念。
基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…
- 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆ (味よりも飲みやすさでの三つ星)
- アルコール感 : あまり感じません
- 喉越し : (たぶん)どの飲み方でも同じに感じるような気がします
- 香り : わずかに香ってくる程度です
- リピートしたい度 : 基本はないけど、軽いのを知っているので買う可能性はあるかな
全体がとてもライトに作られているようなので、クセのないタイプが好みの方にはピタッと当てはまると思います。コクや深さはほとんど感じません。私はもっと甘さが欲しいのでリピートはしないと思いますが、大学生の頃を思い返しながら、毎日が金欠の友人同士でクセのないウイスキーの1本としては重宝したような気がして「そんな飲み方をしてたかなー」と思い出そうとしたのですが、記憶ゼロ。出てきた記憶はジャックダニエルぐらいでした。
トータルで軽いという意味でカナディアンクラブはおすすめで、旨さはちょっと別の話しですね。そういう意味で宅飲み在庫がない時にパッと手に取る可能性を否定できませんが、これだけいろんな種類がありますからリピート確率は低いと思います。
これね、本当に軽くて飲みやすいことは間違いないです。
その証拠に、あまりにも刺激が少ないので350mlのタンブラーに約半分(170ml)をドボドボと注いで氷を2つ落としたトワイスアップ飲み。写真はすでに氷が溶けて2口ぐらい飲んだあとの写真です。
ほとんど水を飲む勢いで飲めるのですが、アールグレイにほんの少し甘味を足した感じ。砂糖というよりは黒糖や羅漢果のようなちょっと癖のある甘味。摩訶不思議な喉越しでした。私も普段こんな飲み方しないですよ。でもこんな飲み方をしてもライトに整えてあるのでゴクゴク飲めるという意味で初心者に間違いなくおすすめできます。
カナディアンクラブはこの軽さが便利でカクテルでもよく使われるウイスキーですし、初期設定が初心者向けであることは間違いですね。
このタンブラー飲みを3回続けて足元がフラついたのは内緒です。カナディアンクラブ、ごちそうさまでした。
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