The CHOYA AGED 3 YEARS[ザ・チョーヤ エイジド 3 イヤーズ]

リキュール
The CHOYA AGED 3 YEARS[ザ・チョーヤ エイジド 3 イヤーズ]
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本日のお酒はチョーヤの梅酒。はじめてのリキュールです。

昨年父親が亡くなったのですが、存命中にこの商品と高麗人参が漬け込んである商品が飲みたいというので私が代理購入し、どうやら口に合ったようで後日息子も知らないタイミングで何本か買い溜めしていたようです。遺品を整理しながら発掘したので父親を偲びながらチビチビ飲んだメモです。

これも梅酒という先入観で見ると気になりませんが、ウイスキーと比較すると3年熟成はウイスキーの10年選手に負けない色味です。写真でもその雰囲気は伝わると思います。

口当たりが良いことで評判の梅酒ですが、せっかくなのでド定番の「さらりとした梅酒」と飲み比べたく思いスーパーへダッシュ。

いままで知らなかったのですが、いまでは「チョーヤ梅酒 さらりとした梅酒 糖質40% オフ」という商品があるんですね。たしかに飲みやすいといえこの梅酒の甘さは気になりますよね。

 

ザ・チョーヤ エイジド 3 イヤーズの感想

「改めて書くこともない」というぐらい日本人なら1度は口にしたことがあるお酒だと思います。特にビールやウイスキーの類が苦手でも梅酒だけば飲めるというお酒。

実のところ私もお酒を嗜みはじめたのは40代中盤でして、20代の頃は「ジャックダニエルってこんな味なのか。マズっ!」という状況でした。

そんなことはさておき、いま初めてチョーヤのサイトを見ながら「わかりにくい商品構成だなぁ」としみじみ。おそらく今回の「3年」は上位商品だと思いますが、これ以外にも「至極の梅」「エクセレント」「限定熟成」辺りは…ブランディングが迷走中のようです。

製品情報 | チョーヤ梅酒株式会社
チョーヤ梅酒株式会社 公式ホームページです。新製品をはじめ、The CHOYA/さらりとした梅酒/ウメッシュ/紀州などの梅酒製品や、ブランデー・ゆず酒・ノンアルコール、ソフトドリンクや食品についてご紹介しております。

ちなみに今回のメイン「3年」の説明書きは…

紀州産南高梅100%使用。最適な環境でじっくり3年間熟成させた独創的な味わい。趣あるブランデーを思わせる重厚な香りと、まろやかでありながら複雑な余韻が特長です。

アルコール度数は15度。ブランデーを思わせるだけでブランデーは使われていません。ちなみにさらりとした梅酒は10度です。

The CHOYA 熟成三年 | 製品情報 | チョーヤ梅酒株式会社
紀州産南高梅100%使用。最適な環境でじっくり3年間熟成させた独創的な味わい。趣あるブランデーを思わせる重厚な香りと、まろやかでありながら複雑な余韻が特長です。

なるほど。すでに受賞歴も…

国際評価 : インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)金賞 2016、2017
                  ロンドン酒チャレンジ(LSC)プラチナ賞 2018

本当に色味はおいしそうです。たぶんウイスキーなら15年のような色味。さて、基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

3年ものは控え目に「苦味、エグ味、渋み、薬草味」を感じ、舌で転がした時にザラ付きも。このザラ付きをほとんど感じないのが「さらりとした梅酒」です。ストレートでは熟成した梅の香りもしっかり伝わってきます。言わずもがなハイボールは梅ジュースのごとく一瞬で飲み干せる軽やかさ。個人的にはロックがおすすめ。

  • 初心者おすすめ度 : ★★★★☆
  • アルコール感 : 低くて超!飲みやすい
  • 喉越し : 超すっきり軽やか
  • 香り : 梅
  • リピートしたい度 : いつかどこかで絶対に

おそらく「酒精」という添加物量でアルコール度数も調整できるものと思いますが、3年熟成で15度はまったく物足りない。せめて30度ぐらいの刺激がほしいところ。当然味の均一性や大量生産には向いていませんが、ウイスキー的に見ると味も年毎に多少の違いがあって当然で…。

もしかすると5年後、10年後にそんな商品が登場するのかもしれません。

左が「さらり」、右が「3年熟成」

いまやガレージブランド的ウイスキーメーカーは1本1.5万円も珍しくない時代ですし、価格帯が変われば購買層も変化しますので、度数高めを飲んでみたいですね。

私の家族で酒飲みは私だけ。それ以外は少しは飲めますが、普段は殆ど飲まない家庭です。よく男親が「子どもが成人したら子どもと一緒に酒でも飲みたい」とか言いますが、そういうことは一度もない家庭でした。

ふり返ると梅酒ぐらいのアルコール度数であれば父親も喉越しを楽しみながらグビグビ飲めたであろうことを思い返し、一緒に飲めばよかったと思いながらチビチビ楽しみました。死んだ後ではなにも出来ません。みなさん、親孝行は生きているときにしましょうね。

ザ・チョーヤ エイジド 3 イヤーズ」ごちそうさまでした。

 

 2025.03.23追記 : さらりとした梅酒 はちみつ100%

梅酒の甘みが気になって同社商品を眺めていたら「はちみつ100%」という商品を見つけまして、その説明文にこんな文字が。

厳選した日本の梅を、白砂糖の代わりに、まじりっけのないピュアなはちみつ100%で漬け込んだ本格梅酒です。ミツバチが花の蜜を巣に運び、じっくり熟成させたハチの“ちから”が活きています。贅沢なまでのはちみつの、豊かな恵みをお楽しみください。国産梅100%使用、酸味料・香料・着色料無添加。

なるほど。

すると「糖質40%オフ」なる商品がおすすめに出てきまして、その説明文には次のような説明文が。

従来の「さらりとした梅酒」より糖質を40%カットし、カロリーも30%オフ。糖質を使用することで、人口甘味料無添加! 人口甘味料の後味の悪さが気になっていた方にお勧めです。みずみずしい”梅酒”そのものの味がお楽しみいただける梅酒となっています。

なるほど。

ということではちみつ100%を買ってみました。その感想ですが…

開栓した瞬間はちみつ特有のエグ味のような香りを感じました。私は養蜂したことがあるので分かるのですが、糖蜜の個性みたいなものです。飲んだ感想は一般商品より丸い感じがしますね。柔らかい甘さ。おいしいですね。
しかしですよ、この会社の商売に限ったことではないのですが、どうして企業は体に良いものだけを売らないんですかね。いつから健康を考えない…企業理念以前の問題だと思うのですが。
食品スーパーで買物をしながらいつも思うのですが、生鮮食品以外に無添加商品って少ないですよね。売り場面積で言えば2割が生鮮で8割が加工食品。確かに安くて、便利で、おいしい(吉野家じゃん)がもてはやされてますが、その手前に「あなたの身体にとってなにを食べても健康ですよ」というのが欠落してますよね。
やはり人々の健康より私腹なんでしょうな。
CHOYAさんの使命というページには「健康的で楽しい毎日を送れるよう、梅の力を安心・安全においしく、世界中の人々にお届けします」とありました。
なるほど。
たとえば日本で食品を扱うすべての企業が人口甘味料無添加にしたら、そのとき日本人はほんとうの豊かさや健康を享受できてるのかもしれませんね。

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