SOGAINI[ソガイニ]

ジャパニーズ
SOGAINI[ソガイニ]
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久しぶりのエントリーは桜尾のブレンデッドウイスキー「ソガイニ」。

スーパーで見つけたら全員が手に取りそうなキャッチコピー「ブレンデッドジャパニーズウイスキーで、この価格」なる文字。購入したお値段2,180円。

元々「戸河内」というウイスキーが有名ですが、いまだ口にしたことはなく…

おそらく1本ぐらいはジン以外で桜尾ブランドを買っているはずですが…すっかり忘れてる。

BLENDED JAPANESE WHISKY SOGAINI(ソガイニ) - SAKURAO DISTILLERY - 広島が世界に贈る、蒸留所
広島県の豊かな自然環境で熟成されたブレンデッドジャパニーズウイスキー「SOGAINI」は、長きにわたり受け継いできた蒸留技術により、唯一の品質、香り、味に辿りつきました。

 

ソガイニの感想

ボトルデザインは上部から見ると桜のカタチ。少しこだわりを感じます。

でね、なんで「ソガイニ」なんてネーミングなのか?

じつは私も最初まったく見当もつかなかったのですが、大阪弁で「そないに?」というのが広島弁だと「そがいに?」になる、というお話。

ただ…最近は広島でも「そがいに?」というよりは「そんなに?」を使う人が多いとか。生粋の広島県人だと「そがぁに」ではないかという意見も。

ちなみに「そがいに」というのは安芸弁でして、これが福山のような備後地域へ行くと「そぎゃーに」となり、山陰地方へ行くと「そげな」となり、九州地方へいくと「そがん」、中部地方だと「そーに」、東北だと「そんだに」、北海道だと「なまら」、英語だと「That much?」「Are you serious?」ということです。

「そうが(=そうである)」+「に」→ 「そがいに(=そうであるように)」という形で成立したと考えられています。

ということでソガイニのアルコール度数はフツーに40度。このボトル正面のYの字は…やはり「ソ」なんですかね?それこそ「そこまでソガイニ?」というこだわりです。

国際評価 : なし

テイスティングノートには「香り:バナナ、バニラ、オレンジ、ローズマリー」「味わい : チョコレートのような甘味、熟した柑橘のやわらかな酸味」ということらしいです。

さて、基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

まず色味が薄く若いウイスキーであることは一目瞭然。開封した第一印象は確かにバニラとバナナの香り。アルコール臭は思いのほか低め。

久しぶりのウイスキーですがいつものようにストレートを口に含むと、すこしアルコールのピリピリ感を感じながらもほのかな甘さを感じます。わずかにトロミを感じました。舌にまとわりつく感覚。

ロックも楽しみました。氷を足すとバニラの香りと甘さが際立ちます。冷えると若さも目立ちますね。

トワイスアップを試さずハイボールへ。ハイボールに向いてますね。いわゆる角瓶ハイボールに飼い慣らされたバカ舌でも違いは明確。甘味より酸味が際立ち、おそらく白角寄りのサッパリした味わいです。

  • 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
  • アルコール感 : 飲みにくさはないけどお値段なり
  • 喉越し : 極めてスッキリ
  • 香り : ストレートはフルーティー、ロックはバニラ
  • リピートしたい度 : お値段的にはアリだよね

かなり攻めたウイスキーですよね。これの粗利を知りたいところ。

ひところ「原酒不足」と煽り、もはや「デフレではない」と煽り、ウイスキーに限らず2倍価格へと跳ね上がったご時世にジャパニーズウイスキーを名乗るわけですから大勝負ですよね。

サントリーの角瓶やブラックニッカ系統を飲むぐらいなら、日本経済復活のためソガイニを飲め、ということです。なにもかも値上けが続くご時世に(撒き餌のような)低価格ウイスキーはありがたいですが、ゆっくり味わうというよりは、ゴクゴク流し込む系。

大学生の酒盛りとかに向いてると思います。「ソガイニ」ごちそうさまでした。

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