CHIVAS REGAI Extra 13 RUM CASK SELECTION[シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク]

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CHIVAS REGAI Extra 13 RUM CASK SELECTION[シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク]
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本日のウイスキーはシーバス13年の「ラムカスクセレクション」」です。いわゆる「Chivas Extra 13シリーズ」のひとつです。

以前にも書いていますが、シーバスといえば海外旅行での機内免税品に必ず登場するウイスキー。いまでは珍しくないグローバル企業の祖みたいな会社ですが、トランプ大統領の国内産業回帰でアルコール業界もしばらく波乱の様相ですね。

EU産ワインに200%関税も、トランプ氏が対抗措置表明
トランプ米大統領は13日、欧州連合(EU)が米国産ウイスキーへの課税措置を撤廃しなければ、EUから輸出されるワインやシャンパンなど全てのアルコール製品に200%の関税を課すと表明した。

このウイスキーはネット販売専用だそうで、私が買ったのは2023年12月。それを2025年にようやく開栓です。当時のプレスリリースは以下の内容。

本コレクションから日本新登場となる『シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク』は、ブランド史上初のラム酒樽を熟成に用いた商品です。

ラムを熟成した樽でブレンドの一部を熟成させています。これにより、芳醇でまろやかな「シーバスリーガル」の味わいはそのままに、みずみずしいオレンジやアプリコットジャム、そしてハチミツを想わせる甘い余韻の中に、ぬくもりあるほのかなシナモンの香りが調和した味わいを生み出しています。シンプルなソーダ割りやオン・ザ・ロックに加えてカクテルでもお愉しみいただけ、『シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク』を使ったトロピカルなカクテルはこれからの暑い夏におすすめです。

また、本品のパッケージデザインは、著名なストリートアーティストのグレッグ・ゴセルが手がけています。ラムと深い繋がりのあるサトウキビをモチーフにし、トロピカルな色調で美しい島々へのオマージュを表現しています。

 

シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスクの感想

購入時はかなり期待した記憶がありますが、あまりレビューを見なかったので「もしかしてイマイチか?」とも思いつつ放置していた箱のホコリを払って説明書きを読むと…

ラム樽のブレンドにより甘くて甘美な風味のミルフィーユ。テイスティングはジューシーなオレンジ、甘いアプリコットジャム、はちみつの豊かな風味、それらがスパイシーなシナモンフレーバーで相殺される…?。

みたいなことが書いてあります。プレスリリースとほぼ一緒。

アルコール度数は40度。いたってフツーの度数。

当然パッケージのデザイナーが気になって調べたら、こんなタッチの作品。3/19から話題の方。色々な有名人を題材にされているようですが、私がなんとなくどこかで見た作品はマリリンモンローとスーパーマン。たぶんそこのアナタも1度はどこかで見たことがあるのでは?

Interviews/Preview: Greg Gossel – “Happy Endings” @ The Shooting Gallery « Arrested Motion
"the aim of every artist is to arrest motion…" -Faulkner
国際評価 : なし

じつはシーバスのオフィシャルサイトを覗いてもラムカスクの商品は見当たらず削除済のようです。同シリーズのオロロソシェリーカスは残っています。もしかしたらぼちぼちEC販売終了?かもしれませんね。

そしてオロロソボトルでこんな説明書きを発見。

シーバスリーガルとシーバスリーガル エクストラの違いは何ですか?

シーバスリーガル エクストラ 13年は、ウイスキーの製造において、別のカスクでの熟成や仕上げ工程が一部に加えられています。このウイスキーは、カスクで13年間熟成されていますが、シェリーやライなどの別のカスクでさらに時間をかけられ、ブレンドに新たな風味の世界がもたらされるのです。

つまり2010年頃に樽詰めされたものが口に入っていることになりますね。

尖閣諸島沖での「sengoku38」が話題になった年です。すでに日本語対応していたYouTubeがほとんど知られてない時期だったことを皆様もお忘れのことでしょう。この事件後YouTubeがモーレツな勢いで成長したのでした。たった15年前の話です。

そんなことはどーでもよくて…

さて、基本的に味音痴ですが喉越しが快いものを選ぶ傾向があるジジイの率直な感想…

開封した第一印象は「アルコール臭3割、甘い香り3割、アプリコット2割、シェリー1割、その他1割」という感じ。もちろん開封しているのはラムカスクですが、少しシェリー樽のような香りも感じました。ストレートを口に含んでしばらく口腔内で転がしてもアルコール感は弱く、ほんのり柔らかなラムを感じます。この時点で「おいしい」を感じまと認識。ただ、すこしビターなザラつきが気になります。

ロックは少し苦味や舌のザラつきが緩和されますが、かなり氷が溶けても苦味はキープ。

今回は珍しくハイボールも作りましたが、ハイボールでもビターなザラつきは健在。ラムカスクのはずなのに辛口感のある…なんとも不思議な感覚。これがおそらく「スパイシーなシナモンフレーバーで相殺される」ですかね。

  • 初心者おすすめ度 : ★★★☆☆
  • アルコール感 : 低くて飲みやすい
  • 喉越し : すっきりして余韻が短い
  • 香り : アプリコット
  • リピートしたい度 : 私だったらデュワーズのカリビアンスムースかな

正直「期待より辛口なラムカスク」でした。ラムカスクと銘打ってますからどうしても甘口を想像しますが、グレンリベットのカリビアンリザーブより物足りない印象です。好みもありますが、この甘さは「極めていない」と思います。

THE GLENLIVET CARIBBEAN RESERVE[グレンリベット カリビアンリザーブ]
本日のメモはグレンリベットの「カリビアンリザーブ」。発売されたのは2021年末ですが私が購入したのは2023年上半期...

グレンリベットでも書き残した通りデュワーズのカリビアンスムースがおいしすぎるんですよ。リーズナブルなのにベタ褒めできる完成度。

(ちなみにずいぶん前から再販されてお安く買えますょ)

Dewar's Aged 8 years -CARIBBEAN SMOOTH- [デュワーズ 8年 カリビアンスムース]
先日メモしたスリーシップス。あまり体調がよろしくないこともあってなかなか減らず苦戦し、最終的には捨てました。まぁ好みだからね。美

そういう意味でシーバスのラムカスクはちょっと残念な感想でしたが改めてシーバスサイトで各製品をじっくり眺めているとノーマルの12年シーバスに縁がないことに加えて25年が28,240円で買える事実に驚愕。

でもね、お米が1キロ1,000円になっていますから、その視点でみるとウイスキーは超高級品ですよね。久しぶりにJULAやブッシュミルズのラムカスクでも買って飲んでみようかとも思っているのですが在庫がたんまりあるのでカゴ落ち必至です。

このウイスキーはこれからの暑い時期にカクテル的に飲むにはよいかもしれませんね。ということで本日はシーバス13年の「ラムカスクセレクション」」でした。ごちそうさまでした。

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